













片口向付 / 中西申幸
サイズ 幅17奥行15高さ4.5cm
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向付の大きさの浅目の鉢です。
ざっくりした風合いが気取らないで使っていただけます。
お皿くらい浅目で片口も珍しいかな、と思います。
真っ白ではなく鉄の焼け跡がポツポツ入っています。
それがこの器のいい味を出していると思います。
中西さんの作品は
総じて小石がでていたり鉄分の焼け跡がございます。
それが自然な出来上がりでこの作品の持つ作風です。
ご理解いただけますようお願いします。
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独立されて間もない頃にとあるクラフト市でお会いしました。 作品はそのときのものより、 より一層深みと渋さが備わってきています。「僕が作っているのは生活雑器」そう言われておられましたが、数年前より李朝や高麗青磁に影響を受けつつ17世紀の西洋陶器のイメージも取り入れる、中西さんのオリジナリティを兼ね備えた「象嵌」(ぞうがん)や絵付けの器も加わりました。 普段の食卓でも気兼ねなく使え、盛り付ける料理が どことなくツウっぽく見える中西さんの器です。
●礫仕上げ(白色)は小石が表面から見えていたり、
鉄分が出て茶色い点だったり表情がさまざまです。
中には小石が飛び出て下地が少し見えているものも。
少し大きめの石を使うことによってこの風合いを
出しているのでご了承くださいね。
●鉄釉仕上げ(黒色)も小石が表面から見えていたり、
つぶつぶが茶色かったり表情がさまざまです。
鉄のシルバーの色が黒とまだらに見えているものもあります。さびたようなような風合いが個性的です。
●黒曜釉仕上げは全体的にしっとりしたマットな黒色です。シックなイメージです。小石がでていたりするのは他と同じです。
中西申幸プロフィール
1968年 大阪生まれ
2000年 京都伝統工芸専門校卒業
同年丹波立杭焼「陶の郷」に勤務
2001年 第56回姫路市美術展 入選
2003年 徳島県上板町にて光萌窯を築窯