











象嵌菊形皿 / 中西申幸
サイズ よこ15.5たて10高さ2cm
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だ円ですが菊のお花の形をしています。
真中にも小花が4つ。
このお皿には和菓子が似合うと思います。
タイミングよく友達が持ってきてくれた月餅が
ぴったりでした。
象嵌(ぞうがん)とは工芸技法のひとつで
本体を彫るか判子を押し凹の部分を
違う色の土で埋め装飾する技法です。
中西さんの作品は
総じて小石がでていたり鉄分の焼け跡がございます。
それが自然な出来上がりでこの作品の持つ作風です。
ご理解いただけますようお願いします。
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独立されて間もない頃にとあるクラフト市でお会いしました。 作品はそのときのものより、 より一層深みと渋さが備わってきています。「僕が作っているのは生活雑器」そう言われておられましたが、数年前より李朝や高麗青磁に影響を受けつつ17世紀の西洋陶器のイメージも取り入れる、中西さんのオリジナリティを兼ね備えた「象嵌」(ぞうがん)や絵付けの器も加わりました。 普段の食卓でも気兼ねなく使え、盛り付ける料理が どことなくツウっぽく見える中西さんの器です。
中西申幸プロフィール
1968年 大阪生まれ
2000年 京都伝統工芸専門校卒業
同年丹波立杭焼「陶の郷」に勤務
2001年 第56回姫路市美術展 入選
2003年 徳島県上板町にて光萌窯を築窯